酒飲んで記憶を失くすっていうのは、どういうことなのか

 
いつの間にやら、泥酔ブログになってる気がする、このホーリーの普通の日記。
 
おかげさまで酒関連の広告が入ってる有様ですよ。ああ、情けなし。。
 
 
記憶を失くした、みたいなことをしょっちゅう書いてるわけですが、実はわたしも10代の頃は、記憶を失くす大人を軽蔑してました。
 
確かあれはスペイン旅行に行ったとき、現地の日本人ガイドさんが酒好きで、頻繁に記憶を失くすって話をしてたんですよ。
 
ガウディ建築を紹介しながらそんな話をするんで、いやいや、ぶっ飛んでるのはガウディじゃなくてお前だろって、すごい偏見の目で見てました。
 
こんな大人は人間失格だろと。てかこれでガイドって、どういうこっちゃいと思ったんです。
 
 
しかし時は流れて今ですよ。
 
 
2社経営してる立場で、頻繁に記憶を失くすと公言してるわたし
 
 
これ、あのガイドさんより3倍ヒドイと思ってます。
 
 
でもね、これ言い訳するようっていうか、完全に言い訳ですけれど、あのときのガイドさんの気持ちも分かるんですよね。
 
記憶を失くすのが普通になっちゃうと、みんな失くすものだと思って、普通に喋っちゃうんですよ。
 
 
まあ、普通に飲んでたら、記憶なんて失くさないですよ。あれは相当飲むから失くすんだと思うじゃないですか?でも、実はそんなことないんです。
 
初めて失くすときは、それは相当飲んでますよ。飲んで失くすんです。
 
でも、なんかそれで記憶を失くす扉が開くんですよ。
 
 
そうしたらもう大変。そんなに飲まなくても、その扉の向こうに行っちゃうんですよ。一度解放されたが最後、すぐそのルートに行っちゃうんです。
 
 
もう扉を閉めることは出来ないんですよ
 
 
いや、これとても重要なことを言ってますよ。
 
記憶を失くす扉があって、それが開いたが最後、終わらない旅が始まるんです。
 
わたしたちは記憶を取り戻す旅をしている旅人なんですよ。
 
どうか温かい目で見守っていただけると幸いです。