世界を走り倒す男に会ってきた
ついこないだのことですが、知り合いの鉄人、通称「世界を走り倒す男」に会ってきました。
この人はやりますよ。世界中を自転車で旅するっていう、壮大な漢です。
世界70カ国、トータル走行距離94000キロ
これを自転車で成し遂げてます。しかも世界一周は眼中にないんだとか。
世界一周を目標に掲げてたら、そこで終わっちゃうじゃないか、てことを言ってました。ヤバイですね。もしかしたら月まで自転車で行きたいのかもしれません。
当然、日本一周はしたことあるんですが、それは全然物足りなかったらしいです。超短かった、思ってる3倍は短いわ、みたいなこと言ってましたもん。
そいや東京には坂がないって名言も残してたな。あのアップダウンが多いことで知られる東京に坂がないって、どんな感覚なんだろか。
ちなみにブログはこれですね→世界を走り倒す旅行記 2
世界を走り倒す旅行記2。タイトルに偽りなしです。
(探せば1もあるはずです。今は第2ラウンドみたい)
ブログを本名で書いてるから、名前も載せていいのかな?
浅地亮です。
浅地亮。歳はたしか40手前。窓拭きの仕事をしていて、そこで知り合いました。
自転車だけでなく、仕事もタフです。タフガイですよ。
(こないだ飲んだとき、写真を撮らせてもらえばよかったな。そう何回も会えないだろし)
世界を旅するのは、今回が2回目。前回はアメリカ大陸を縦断して、オーストラリアを一周して帰ってきました。
カナダからブラジルまで走ったのかな?上から下への縦断ですね。
んで今回はアフリカ大陸を下から上に縦断。ヨーロッパを周遊して、シルクロードを通りながら帰ってきました。
これ自転車でやってると考えたらヤバイでしょ。
なんでも本人は、そうやって移動するのが好きなんだとか。旅行中にどこかの国を好きになって、そこに住みたくなる、なんてことはないみたいです。あくまでも移動することに魅力を感じてるみたい。
あと、語学の通じない相手と身振り手振りで会話してると、どこかでバチッと通じるんですって。それが快感らしいです。人と人は言葉がなくても通じ合えるって言ってました。
特にアフリカは通じないことが多くて、ジェスチャーの会話が多かったみたいですね。ホテルでさえ通じないとか。
当然のように危ない目にもあってます。前回の旅では強盗に襲われて銃を向けられたって話でした。日本にいたらまずないですよね。チビるだろな。失禁するだろな。
んで今回聞いた話で強烈だったのはあれです。
どこかの国で、気温が低かったらしいんです。基本的に氷点下。昼間でもマイナス10度、みたいな状況で自転車を漕いでたらしいんですよ。
これだけでも危ない話なんですが、ピンチだったのは飲み水が凍ったこと。次の街まで300キロ、なんて状況にもかかわらず、飲み水が全部凍って、飲めなかったらしいです。
普通に考えたら、そのまま死にそうな状況ですが、親切なトラックの運ちゃんが助けてくれたとかなんだとか。
「お前、こんな氷点下の状況でなにやってんだ?てか水凍ってるだろ。お湯あるから飲めよ」
なんて感じに救われたとか。
こういう類いのファンキーな話は、聞いたらキリがないんでしょうけどね。今回聞いた範囲では、これが強烈でした。
マイナス10度。次の街まで300キロ。水は凍ってる。
自分がこの状況なら、絶望して自殺するかもしれないですね。まあそういう人でないから、旅が出来るのか。
☆☆☆
この浅地さん、また窓拭きの仕事をするみたいなんですけども、なんか勿体ない気がするんですよね。別の仕事がある気がしてしょうがない。
グーグルにスポンサーになってもらって、ストリートビューを撮ってくればいいじゃないですか、なんて提案はしてみたんですけどね。行くようなとこはストリートビューが網羅してないようなとこだから。
うーん。なんかないでしょか?
別に心から窓拭きを愛してるわけじゃないんだから、なにかある気はするぞw
アイディアある人は教えて下さい。
☆☆☆
えー、最後にこれは、浅地さんに向けて。
浅地さん、こないだはありがとうございました。無事に帰ってこられて安心しましたよ。てか帰ってこないと思ってました。ヘタしたらどこかで死ぬんじゃないかと。
旅の話を聞きたいなんて言いながら、終始ビールばかり飲んでてすみません。最後の方、2割くらい覚えてないですw メガジョッキに切り替えたのが余計でした。本当にすみません。
最近のガラス屋(窓拭き屋)は昔と違って、やりたいことのある人が少ないです。バンドや芝居に打ち込んでる人を見なくなりました。
そんななか、浅地さんの存在は突飛です。てか最高にカッコいい。カッコ良すぎて嫉妬してますよ。
これからも旅を続けてください。ずっと応援しています。