人数多いのが一番
続きですお。
ロープ作業が法令化されるって話を聞いたお - ホーリーの普通の日記
例えば自分がどこかに遠くに行くとき、移動手段が新幹線と夜行バスとあるとします。
新幹線は2万。夜行バスは5千円としましょうか。
この場合どっちを選びます?
もちろんこの情報だけじゃ決められないんで、んじゃ安全面だけの話でいきましょう。
新幹線は、今日まで死亡事故ゼロです。重症を負ったなんて人もいないんじゃないでしょうか。まさに日本が世界に誇る安全な乗り物です。
反対に夜行バスは、いっとき事故の多さが問題になってたくらい、危ない乗り物ですよね。乗り物っていうか、そのシムテムが危ない。深夜の長距離運転をドライバー1人は危ないでしょう。
でも価格は4倍も違うんです。しかも言うほどバスも滅多に事故りません。そんなに事故ってたら商売として成り立たないし。
夜に出発して、朝には現地に到着したいって条件は同じ。これでもザックリですが、さあどっちを選びましょうか?
僕はお金があれば新幹線、なければ夜行バスを選びます。まあ普通の選択ですがw
新幹線に乗って、現地で遊ぶお金まで減らしたくない、なんて思ったら、夜行バスです。
夜行バスが事故る確率(死亡事故の確率ではなくて)が0.0何パーセントあるのか知りませんが、その微々たる確率を、お金と引き換えに受け入れます。
この事故る確率が、調べたら1%超えてる、なんてことになったら、なんとしてでも新幹線に乗りますね。借金してでも乗ります。
僕にとっての事故率1%は借金してでも避けたいことなんです。
☆☆☆
えー、本題はなんだっけ?見失ったぞ。。
そうそう。安全講習とかで勘違いしてほしくないのは、5千円で新幹線には乗れないぞってことなんです。
値段据え置きで安全性を上げようなんて、なんて虫のいい話なんだと。
夜行バスが新幹線になる、みたいな歌い文句で講習は行われたりしますが、そんな魔法の講習はないでしょう。講師がドラえもんでもない限り。
上記の夜行バスも、対応策としては、運転手を2人にするってなりましたよね。法律で義務付けたんだったかで。
それで人件費が増える分、運賃は上がりますが、それはしょうがないことでしょう。
そもそも深夜の長距離運転を運転手1人っていうのは、どう考えても危ないです。
これ同じように運転したことある人なら分かると思いますが、超リスキーですよ。しかも客を乗せて現地に時間通りに着かなきゃいけないってプレッシャーもあるし。
自分一人で時間も関係なければ、眠くなったら寝ればいいやで終わりですが、仕事となったらそうもいきません。
んで、これと同じことは窓拭きでも言えるんです。作業員1人のところを2人にすれば、間違いなく事故率は下がるでしょう。
試しに日本中の現場で人員を倍にしてみましょう。これ絶対に下がりますよ。ハシゴに乗るときはイチイチ下で別の1人が抑えられるし、そもそも心の余裕が半端ないしで。
夜行バスの運転手が1人のシステムだと、どれだけ安全講習したって事故は起きます。根本的な安全性を高めるには、控えの運転手も用意して交代制にするのが一番の解決策でしょう。
同じことは窓拭きでも言えるんです。ただ現実問題として、その予算、お金がない。
☆☆☆
今の窓拭きの事故率、死亡事故の割合をどこまで下げたいのか。それによって対応策は変わります。
ゼロにしたいんだったら、もうやらないのが一番。逆に言えば、人がやる限りゼロにはならないでしょう。
ゼロにはならない中で、どこまで下げたいのか、その目標数値は講習で達成出来るようなことなのか。
この辺が明確じゃないと意味がありません。