ビリヤードをしてて恥ずかしい瞬間は、フリーボールをもらったときで間違いない
ビリヤードなんていう静のスポーツをしていても、恥をかく瞬間はあります。
激しいスポーツでないので、あまり珍プレーみたいなのはないんですが、それでも少しはあるんです。
まず初心者にありがちなのは空振りですね。距離が近いし、突くだけだから、マジ恥ずかしい。ゴルフの3倍はみっともないですよね。しかもデートならばなおさら。
んで、これが中級者くらいになると変わってきます。まず空振りはそうそうないでしょう。よほど変なブレイクを試みないかぎり、手球に当たらないってことはないはずです。
じゃあどういうときに恥をかくのか。
それはあれです。
フリーボールをもらったとき
これ、ビリヤードを1回でもやったことある人は知ってるでしょうけど、相手がファールをするとフリーボールがもらえます。どこでも好きなところに置いていいってあれですね。
これ、初心者ならば大喜びするところじゃないですか。やっと球入れられるって。
でも中級者っていうか、少しデキるようになると、そんなに喜ばしいものでもないんです。
もちろん普段は嬉しいですよ。「わーい ♪ フリーボールわーい ♪」って小躍りしながら喜ぶんですが、問題はあれです。
上級者とやってるときですね
自分より遥かに格上の上級者(プロ含む)とやるときは、フリーボールが嫌なんですよ。もうフリーボール渡さないでくらいに思ったりします。
ビリヤードって、球が入ったか入ってないかで上手い下手が分かるじゃないですか。これはプレイヤーでない人でも分かりますよね。
んで、これがプレイヤーになると、ちょっとだけ変わってきます。
まず球はそこそこ入るんですよ。シュート力にそこまで難はなくなります。(そうは言っても、言うほど入らないけどw)
そこで注目されるのがポジションです。
目の前の球を入れて、次の球も入れやすいところに手球を走らせる。こういうことをするようになるので、ポジションに目が行くようになるんですよね。
シュート力に波はありますが、基本ポジションにはありません。コンディションによって上手く出ないことはあるんですが、その球の取り方(計画性と言えばいいのかな?)を見れば、腕前なんて一目瞭然です。
全然球が入らなくても、取り方が上手い人は上手いと思うんですが、シュートが入らなくて、なおかつ取り方もおかしい人は、普通に下手ってことです。
「うわぁ。今日は全然入らないよ」なんて言ってる人を見ても、その判断は分かれるってことですね。
さあ、そこでフリーボールですよ。これは正に力量を試される瞬間です。
ようは「自分にとっての最高の配置」に置くわけですからね。
え?そこ?
そこがきみの最高なの?www
なんて思われた日には、目も当てられません。
例えば、こんな配置があったとしましょう。この2球だけ残して、フリーボールをもらったと仮定します。
(しかし配置図って、みんなどうやって書いてるの?なんかソフトあったけど、サッパリ分からんかったよ。とりあえずフリーソフトの画像だけパクったんだけどw)
2番に真っ直ぐに置いて、引いて出す。まあ出ればOKですけど、これはちょっとないですよね。真っ直ぐ置いた時点で恥ずかしい。
これはこっちですよ。 配置もラインも適当だけど、こっちで間違いありません。
引き加減をコントロールするっていうのは、非常に難しい。さっきのやり方だと、最悪スクラッチ(手球が落ちるファール)もありますからね。もしくは、全く引けないミスか。
毎日使ってるマイテーブルで、なおかつノープレッシャーだったら余裕でしょうけど、アウェーでなおかつ試合だったら、そうそう上手くいかないですよ。
仮に相手が成功させても、「こいつには負けねーな」って思います。
んで、これが上の3クッションさせるラインだと、かなり確実です。だって、力加減とか適当でいいんですもん。
3クッションさせるつもりで、パコ〜ンと行けば大丈夫。まず変なことにはならないでしょう。
フリーボールだからこそ、自分の考えが丸わかりで、恥ずかしくなるんですよね。え?最初からそのポジション狙ってたの?って。
全てを白日の下に晒すのがフリーボール。こいつはあなどれませんよ。