モノを売るときはストーリーが大事だなって思った話

 

ちょいちょい早朝のファミレスで仕事をすることがあるんです。

これがかなり集中出来るんで、ちょっとした日課になってるくらいで。

 

んで、こないだも同じように仕事してたんですよ。

そしたら横に建築屋の三人組が座って、まあ下衆な話を始めるわけです。

仕事する前から酒飲んで、やんややんやと言うわけですよ。アホみたいに。

 

朝もはよから、クソ迷惑なやつらの横にあったなと落ち込んでたんですが、意外とその話に食いついてしまいました。

 

なんか先輩格の人が一人いて、その人の話に脇の2人が太鼓持つ、みたいな状況だったんです。

「俺は◯◯だからさ〜」

「いや、先輩マジすか!!半端ないすね!!」

みたいな、しょーもない会話が続いてたんですが、その先輩の「水」の話に興味を持ったんです。

 

「そいや先輩が紹介してくれたあの水、マジいいっすね!!」

なんていう、露骨なヨイショから、水の話が始まりました。

 

なんでもその先輩は水の販売をしてて、その後輩も買ってるって構図だったんです。

 

こいつら身銭切ってまでヨイショしてんのか。マジアホだろ。

なんて思いで聞き流そうとしてたんですが、先輩がその水を売るキッカケになった話が興味深かった。

 

長きに渡り、体の調子を崩してた先輩。そこで人の体の半分以上は水で出来てると思い、飲む水を変えたらしいんです。いま自分がオススメしてるそれに。

そしたら体調がみるみる良くなった先輩。それで自分の周りにいる不健康な人にも、その水を無料で配りだしたらしいんです。

 

そしたら周りの人もどんどん元気になって、「もっとその水くれ」ってことになり、んでそれならと、自分で水を大量に仕入れて売ることになったとか。

 

こう書くと、そこらじゅうにある話に聞こえますけど、良かったんですよね。聞いてた僕もヨイショしようかと思いましたもん。 先輩の水、自分も飲みたいぞとw

 

自分の体調を変えてくれた水があって、これは良かれと思って周りにもタダで配る。

そしたらみんなに感謝されて、もっと欲しいってニーズが生まれた。

それでいま、その水を販売してる。

 

この話の流れがいいなと思ったんですよね。

 

最近は商売を始めるコストが下がってるんで、だれでもすぐに始められることが沢山あります。

でも正直、同じような商品、同じようなサービスばかりで、そこに魅力がないんですよね。

 

なぜあなたがそれを売るのか。

 

その辺のビジネススクールで言われてるようなことでしょうけど、やっぱこれは大事です。先輩の話を聞いてて、そう思いました。

 

あの人が、ただ単に水を売ってるだけなら興味を持ちませんでしたけど、自分のことと重ね合わせながら説明してて、非常に興味深かった。

 

なんのヒネリもないベターなストーリーですけど、やっぱストーリーを持ってるのは強いですね。そう再認識した次第です。

 

ただ、最後に先輩に言いたいことがあるんで、それだけ言っておきましょう。

 

健康になりたい?

 

それならな

 

朝から酒飲むのやめろ

 

そうすりゃ水なくても健康になるわ