推定無罪って全然守られてないでしょ
法律の基本て「推定無罪」のはずなんですが、これって守られてないですよね。てか、みんなにその意識がない。
逮捕=有罪。ってイメージが強すぎて、本来ならば無罪の状態なのに、世間的には有罪になっていることって、多々あると思うんです。
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最近の例がパッと出てこないんですが、自分の中で一番有名なのは「林真須美」さんですね。
確か今は死刑が確定しちゃって、再審請求中とかなんですが、この人って判決が出る前から犯人扱いでしたよね。
自分の記憶が確かなら、逮捕される前から犯人のように報道されてたと思うんですよ。もちろん判決なんか全く出る前から。
これってめっちゃ怖いことじゃないですか?だって本来であれば、判決が出るまでは推定無罪なのに、もう有罪の扱いになってて、世間的な私刑みたいなのを受けてるんですよ。
中には正義の見方みたいな格好した奴までいて、マント付けたよく分からん格好で家まで押しかけて、「早く罪を認めるんだ」なんて能書きも垂れてたでしょう。まだ無罪なのに。
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こういうのって、ものすごい怖いことだと思うんですよ。推定無罪どころか、推定有罪が原則、みたいな雰囲気すらあるじゃないですか。
特にこの映画を見たときにそう感じましたよ。それでも僕はやってない。
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この人も痴漢したのかしてないのか、まだ分からない状態で、無罪の状態なのに、会社クビになってますからね。確か。
これは映画だからいいですけど、実際に同じ目に会った人もいるでしょう。
判決が出るまでは無罪です。やったかやってないかは分からないけど、推定無罪が原則です。
それをすでに有罪のように報じるマスコミ。んでそれに乗っかる大衆。これがどうにも気持ち悪い。
てかその「正義の刃」が怖いですよ。大きく間違った「正義の刃」が。
判決出る前から私刑を受けるのは、絶対におかしいでしょう。
P.S.
それで無罪だったときのマスコミの報道の小ささといったらもう。。