生きる意味がわからないやつは「特攻の島」を読め。人間魚雷「回天」がヤバすぎるぞ。

 

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ときに「特攻の島」っていう漫画をご存知でしょうか?

これは第2次世界大戦を舞台にした漫画なんですが、その内容が熱すぎるので、ちょっと紹介したいと思います。

 

主人公は人間魚雷「回天」っていう兵器に乗ることになった、青年兵です。

この回天、知らない人も多いので説明しますが、これはマジでヤバイですよ。

 

神風特攻隊よりヤバイです

 

それが回天。

 

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天を回し日本を窮地から救う兵器…ゆえに回天…

 

これが回天のキャッチコピー(こんな言い方は不謹慎か)なんですが、その内情はボロボロ、てか欠陥品なんですよ。

 

まず自分の位置が分かりません。発射する前に敵の位置を覚えて、あとは勘で進むしかないんです。

つまり、自分の頭の中に海図を入れて、あとはイメージで走るしかないってことですね。

 

あとは、深く潜れません。普通の潜水艦は深く潜ることで、敵の攻撃を避けたりしますが、この回天は深くまで潜れないんです。つまり防御性能ゼロ。

 

んで極めつけはあれです。

 

脱出装置がありません

 

一度出撃したが最後、搭乗員は必ず死ぬ設定になっているんです。

 

これは神風特攻隊よりツライでしょう。向こうも片道燃料とは言え、その気になれば航路から外れて、どこかに不時着出来そうじゃないですか。

少なくとも出撃した時点では、まだ助かる見込みはあるでしょう。

でも回天にはそれがない。それがないんですよ。マジで。

 

☆☆☆

 

だから乗組員たちは悩みます。

命をかけるだけの意味が見つけられずに悩むんです。

回天こそ、必死の兵器ですからね。

 

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普段何気なく生きてると、自分の命について考えるときは少ないでしょう。

でも人間は必ず死ぬんです。今日まで100%死んでます。

 

来年までしか行きられないと分かれば、誰しもが自分の命、生きる意味について考えるでしょう。

戦争の極限状態、回天に乗る主人公を見ていて、改めて自分の人生について考えた次第です。

 

生きる意味を再考させられる漫画、特攻の島。

読んでない方は、ぜひ一度読んでみてください。

 

特攻の島1

特攻の島1

 

 

P.S.

僕はこの作者である「佐藤秀峰」さんの大ファンです。

佐藤さんは「ブラックジャックによろしく」で有名ですよね。

その佐藤さんが描いた「漫画貧乏」に痺れました。

 

漫画貧乏

漫画貧乏

 

 

これKindle版は無料なんで、読んだことない方は是非。

僕は西野カナ以上に震えましたよ。