読んで悶々(もんもん)とする本3選
春ゆえに悶々(もんもん)としますな。
最近は漫画のことばかり書いてるんですが、たまには普通の本も読んでいます。
最近ビルメンネットを始めたせいか、やっぱWEBサービス関連の本をよく見ちゃうんですよね。んで一人悶々としております。
一番最近読んだのはこの本。
600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス (角川SSC新書)
- 作者: 上阪徹
- 出版社/メーカー: 角川SSコミュニケーションズ
- 発売日: 2009/05/07
- メディア: 新書
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女性ならばみんなが知ってるサービス、クックパッドですね。
Amazonで1円で売ってたんで、速攻で買った次第です。
やっぱこのサービスはすごいですよ。サービスとしての作りこみがすごい。
本のタイトルは600万人の女性に支持されるってなってますけど、今は何人なんでしょうね。きっと途方もない数字になってるはず。
サービスを公開して、最初の頃に1回有料化するんだけど、顧客のメリットになってないと判断して撤退、んで返金までするっていう、クックパッドのストイックな感じがよく分かる1冊でした。
☆☆☆
次の悶々はこれです。
弁護士ドットコム。自分でWEBサービスやりたいなって思った、最初のキッカケはこの本でした。
ツクリンクを見て、これの清掃版があったらいいなって思ったんですが、自分でやろうとは全く思ってなかったんです。てか想像が出来なかった。
でも、この本の元榮さんも、全くのWEB素人だったって知って、それで自分もやりたいなって思いました。
弁護士って世界をこういう風に変えたいという強い想い。んで、サービスを無料公開するって決意するあたりは、読んでて胸が苦しくなります。
☆☆☆
最後はこれ。
「ブラックジャックによろしく」で有名な佐藤先生の本、漫画貧乏ですね。
こないだ紹介した特攻の島も、この佐藤秀峰先生の作品です。
生きる意味がわからないやつは「特攻の島」を読め。人間魚雷「回天」がヤバすぎるぞ。 - ホーリーの普通の日記
漫画家って、すごい儲かっていい生活が出来る。そんなイメージがあるんですが、現実は違うよって教えてくれた本ですね。
それは売れない漫画家が超貧乏なのは分かりますけど、このときの佐藤先生はすでに売れっ子でした。
でも、漫画家が出版社と交わす契約って、結構ヒドイものなんですよ。
漫画家は出版社の奴隷、極端にいえばこんな契約が交わされます。
そんな現状を打ち破ろうとする、佐藤先生の胸の内が分かるこの本。
正直に言うと、読んで泣きました。なんか自分の大事なところを締め付けられるような、そんな感じだったんですよね。
やっぱりこれも、実際にサービスを作るあたりが本当に熱い。全てを自分で背負う、そんな覚悟が伝わってきました。
(ちなみにこの本はKindle版0円だったはずですよ)
☆☆☆
はい、途中で悶々からズレた気がしますが、最近読んで悶々としたのは、この3冊です。
どれも自分でサービスを作って、世の中を変えたいって話なんですが、やっぱ考えることは多いですね。
別に世の中を変えようなんていう、大それたことはどうでもいいんですよ。これ僕の場合は。
でも自分の目の前の世界は自分で変えたいじゃないですか。身近な人を笑顔にしたいっていうか。
そういう気持ちを持って、これらの本を読むと、かなり悶々としちゃいますね。
まあ、本気で悶々としたい人にはこの本がオススメですけど。