ヒューマンエラーはなくならない
ヒューマンエラー、ようは人為的ミスはなくならないと思ってます。
仕事で「うっかりミス」をすることってありますよね?
部下のうっかりミスに対して、「気を付けろよ!!」っていうだけの上司がいますが、これは意味がないのでやめたほうがいいでしょう。
大事なのはミスが出ない仕組みを考えることで、個人個人の集中力に依存することではないんです。
例えばメール。これもミスが出やすいですよね。誤字脱字はもちろん、送り先を間違えたことは誰でも一度はあるんじゃないですか?
(浮気相手に送ろうとして彼女に送っちゃった。ていうのは王道パターンでしょう)
んでこのメールですが、パソコンから送ろうとしたときって、タイトルを空にしてると警告が出るじゃないですか。「タイトルが空欄になってますけど、このまま送信してもいいですか?」って。これ出るメールソフト多いですよね?
これのあるなしで、タイトルの書き忘れって相当減ると思うんです。
タイトルをしょっちゅう書き忘れる部下がいたとして、そのときに「気を付けろ」って言うのと、警告文で教える仕組みにするのとでは、雲泥の差があるでしょう。
パッと思い付いたのが、このメールの例えだっただけで、こういうことって沢山あると思うんです。
でもそれを個人個人に依存しすぎてて、根本的な解決をしてないことって多いです。
こういうのは良くないと思うんですよね。
話が少しズレますが、ネットいじめを減らすために、アメリカの女の子が考えたこれこそ、まさに仕組みを変えるってやつですね。
14歳の少女が考えたネットいじめを激減させる方法がスゴい - NAVER まとめ
侮辱的な投稿が行われる前に「本当に投稿しますか?」というメッセージを表示するっていう、このシステム。
単純なようですが、これで93%の若者が投稿をとりやめたらしいです。
ネットで他人を誹謗中傷することはやめましょう。って言うよりも、こっちの方が断然効果がありますよね。
個人個人の良心に任せるやり方より、遥かにいいでしょう。
人のミスに対して、「何回同じこと言えば分かるんだ」とか、「最大限の注意を払え」みたいに言う上司がいますが、それは何もしていないに等しいです。
「ビールとバームクーヘンて意外と合うよね」って言うのと、ほぼほぼ変わりません。
そういうミスが出ないように仕組みを考えるのが、本当の仕事なんです。
ヒューマンエラーはなくならない。その前提で仕組みをを考えるのが、一番大事なことでしょう。
☆☆☆
さて、最後に実践的な例えをひとつ出して終わりにしたいと思います。
夜な夜な泥酔した挙句、キャバクラに行って散財しちゃうっていうパターン。これありますよね。まさにあるあるでしょう。
給料の前借りを頼む人は、9割方がこのループに陥っています。人生の大エラー状態。
では、このループをいかにして抜けるのか。
それは意志力でも酒に飲まれないことでもないんです。
お金を持ち歩かないこと
これに尽きます。
飲むだけの現金を持って、クレジットカードやキャッシュカードは家に置いて出ましょう。
こうすれば、もう大丈夫。キャバクラで散財することはなくなりますよ。
このように仕組みを変えることで、人生の難局を乗り切ればいいんです。
いつだってヒューマンエラーはなくならない。