「成功者の告白」って本を読んだので、率直な感想を書いてみる
これ結構前なんですけど、友達の勧めで「成功者の告白」って本を読みました。
3ヶ月前くらいだったと思うんですが、最近読み返したら、改めて面白い内容だったので、紹介したいと思います。
(これ僕が買ったのと表紙のデザインが違うな。でも同じか。もちろん内容は同じ)
サブタイトルは「5年間の起業ノウハウを3時間で学べるストーリー」ですよ。すごいでしょ?この本。
色んなことが書いてあるんですけど、そのなかに「仕事」と「家庭」はリンクしてるってことが書いてあるんです。
起業すると家庭にはこんな変化があって、それが進むとこうなってっていう、まあ基本的にはネガティブなことが書いてるんですよ。家庭に関することは。
こんな風になるから気をつけろよ、とか、こうならないように、こんなことをしろよ、みたいな注意が書いています。
これがまああれですよ。
ことごとく当たってた件
なんの成功もしてない俺が、なんで当てはまるんだと思った次第です。なんちゅー理不尽な現実なんだと。
前に読んだ本をもう一度読んでるんだけど、当てはまることが多すぎて困る。てか成功もしてないのに、当てはまるなよ。ネガティヴなことだけドンピシャやないか。。 pic.twitter.com/D30hvfX1Ji
— ホーリー (@gevvoihorry) 2015年12月22日
でもこれ、家庭に関することは、起業や成功関係なく、仕事に熱を入れ始めると誰にも起こることなんじゃないかな?きっと。
まあその辺は読んで確かめてみてください。
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この本は「タク」って名前のサラリーマンが、会社を辞めて起業する話になってます。
そこで「神埼」っておっさんからアドバイスをもらうんですけど、この神崎が切れ者で、言うことが的を得ています。
そのアドバイスとタクの行動を見て勉強するって感じなんですが、一番興味深かったところは、ここなんですよ。
成長カーブ
事業(ビジネス)っていうのは、こういう成長カーブを描く。んで、このどこで参入するかが大事。
これが繰り返し出てくるんですが、これはマジで的を得てるなと思いました。
導入期。成長期。成熟期。衰退期。
成長カーブは、この4つのステージに分かれてるって言うんですよ。
んで、参入するならここだ。
成長期の前半で参入するんだ
って、力強く書いてありました。
導入期っていうのは、まだそのビジネスが世に認知されてないわけですよ。
これ分かりやすく漫画喫茶を例えに出してみましょう。
(本の中では、成長カーブの例え話はなかった気がする)
漫画喫茶の導入期がいつだかは分かりませんが、まああったでしょう。
んで、知る人だけが知る存在なんですよ。秋葉原の片隅にあって。
それが成長期に入ると、どんどん店舗数を伸ばしていきます。
ライバル店が出てくるのも、この頃ですね。
んで成長期の後半に入ると、値下げ合戦、サービス合戦が始まります。
どこの会社もシェアと取ろうと必死になるわけですね。
3時間パックなんかが登場したのも、この頃なんじゃないでしょうか?
そして成熟期ですよ。ここまでくると、もう飽和状態。
そこかしこに漫画喫茶があって、みんな同じような激安料金で営業しています。
ちょっと前まではそうでしたよね?数年前が成熟期だったと思います。
んで今は衰退期ですよ。漫画喫茶って減っています。
おそらくスマホの普及と関係あるはず。
スマホで何でも出来るので、わざわざ足を運ぶメリットが薄れているんでしょう。
漫画喫茶ってビジネスは、間違いなく衰退期に入ってます。
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個人的な解釈も入ってますが、成長カーブの中にある、4つのステージを分かりやすく言うと、こんな感じです。
これを読んで分かりましたよ。アホなのに成功してる年配者が多いわけが。
アホなのに会社をそこそこ成功させてるおっさんって多いんです。んで、それを見て「昔は景気が良かったから、そこで波に乗ったんだろな」って思ってたんです。
でもこれは言葉足りずで、本当は「成長期の前半にその商売を始めた」って方が正解ですね。
事業自体が伸びるときに参入してるんで、一番上手くいくんですよ。まだライバルも少なくて、値下げ合戦にもなってないんで利益率も高いんです。
この頃に始めて、お金と人脈を稼いだっておっさんは多いでしょう。今見る年配の経営者のほとんどは、このパターンだと思います。
ときどき信じられないくらいアホな経営者(超年配)にも出会いますが、そういう人がなんとかいけたのは、タイミングが最高に良かったおかげでしょう。それ以外にはないと分析しています。
まあそのくらいタイミングが大事って話ですね。
事業を始めるときはタイミングが命。
さあ、そうやって成長期の前半で参入出来ればいいんですが、実際にはそうもいかないじゃないですか。誰もが最高のタイミングでは参入出来ない。
(みんなやったら、そこは最高のタイミングじゃないってことですからね)
そこで、成熟した事業に目を向けて、新たな成長カーブを作り出すって話が書いてあったんですけど、その辺はまた書きたいと思います。
気が向いたら次回に。